壊れない様にそっとしまい込んでいた
幼気な誓いのぬくもりは仄かなまま

まだ身勝手な未来絵図を描き続けているよ
この夢が色めく頃、巡り逢う気がしていたから

祝福の鐘の音に抱かれ、君は少しだけ笑った
僕が見ていたどんな笑顔よりずっと
優しさに満ちた君だった
───目を逸らせない僕が居た。

強がりで飾る 「愛」と呼べるはずも無い
繰り返すばかりの僕はまだ愚かだから

今日も時間だけが足を止めず、僕を置き去りにして
大人びた君はきっとこの夢を望まない

舞い落ちた枯れ葉を踏み締め、せめて俯かず歩いた
僕の胸は既に空っぽだから響くんだ、やけに美しく

何度迷っても忘れられなかった
何度迷っても…好きだった
“君が幸せになる” 喜ばしい事なのに
弱い僕は「おめでとう」も「さよなら」も言えない

祝福の鐘の音に抱かれ、君は少しだけ笑った
僕が見ていたどんな笑顔よりずっと
「キレイだね」…らしくないけど

約束をくちづけに変えて それは永遠の様に
願わせてよ、二人の幸せを この歌に乗せて
───たとえ涙声の歌になっても。


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