橋の上に立ち 見渡せる長い
土手沿いの桜並木は
春になれば今も きれいですか 君は元気ですか

この橋を渡り 生まれた街を
手離して 僕は生きてる
「そこには 何があるの?」君の声が耳をかすめるよ

明日だけを見つめる街で 僕は君を忘れかけた

水面を見下ろすベンチで 君は急に真顔で
何を言おうとした
照れながら話をそらせて別れた 僕らは
橋の上で

仕事のチャンスをやっとつかんだよ
君にしつこく聞かせていた
「何か遠い話ね」君の声に言葉をのみこんだ
忘れてはいけないものに目をつぶって歩いてるとしても

ここには何があるのか うまく言えないまま
日々をもがいている
だけど僕は夢を捨てて生きれない 僕らを
橋よつないでいてくれ

枝垂れ桜の木々は4月の終わりに
いつも色づいて
少し遅めの春を待ちわびていたね 僕らは
橋の上で


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