ドアを開ければその先にまたドアが待っていて
入ってきたドアを閉めるとすぐ誰かがノックする
長い廊下の床には 油絵になった俺の昨日が
サルバドール・ダリみたく歪んで描かれてた

鍵穴から溢れる微かな光 覗こうとする瞬間 手に汗握る

悪戯な砂時計がくり返す
悪戯な砂時計が笑い転げてる

窓が一つもないことに気付かされた壁には
ねじ伏せてきた俺の嘘が殴り書きされてる
ぶち破れば未来なのか 引き下がれば過去なのか
背後の鍵穴から誰かが俺を覗いてる

耐えられない耳鳴りに声を失い 次のドアを激しく俺は叩いた

悪戯な砂時計が狂わせる
悪戯な砂時計に埋もれてく
I can't see a liar それを暴こうともせずに
俺は何故 追われるように逃げ続けてるのか

悪戯な砂時計がくり返す
悪戯な砂時計に埋もれてく
I can't see a liar 耳をすます壁の向こう
狂ったようにドアを叩いてるお前は誰? お前も誰? お前らは誰なんだ?


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