絵の具が溶けてく 夏の午下がり
いつか見た写真と 同じ街並み
名も無い墓地に 僕は佇み
死者の沈黙に 耳傾けた

仏法僧たちの 懐かしい響き
たなびくお香が ゆらりゆらり

蜉蝣きらめく真昼の向こうに
消えてゆきたい
生命のさざめく真夏の彼方に
消えてゆきたい

途切れた記憶の 糸を手繰るよに
ひび割れた墓碑銘を 指でなぞろうか
日傘を差した 喪服の彼女の
手向けた曼珠沙華が 風と笑ってる

悲しいぐらいの 真っ赤な花弁
雲間にひとひら ふわりふわり

陽炎ゆらめく真昼の景色に
溶けてゆきたい
緑のそよめく真夏の気配に
溶けてゆきたい

蜉蝣きらめく真昼の向こうに
消えてゆきたい
生命のさざめく真夏の彼方に
消えてゆきたい

彼岸へ

 ROCK LYRICをフォローする!

フォローすることでROCK LYRICの最新情報を受け取ることが出来ます。

歌詞リンクURL  ⇒

※この歌詞をHPやブログで紹介する場合、このURLを設置してください。

   真夏の夜の夢へのコメント

√6点線面と閻魔帳

√6意味知ってると舌安泰

2022-03-05

  歌詞閲覧履歴