春が終わりを告げ 近い空見上げ
僕の胸の隙間をまた 君がよぎった
友達の距離では はかれなくなった History
壊さないようただ 君を想った

ふらふらと移ろうだけの 弱気な感情はくたばりな
夜風をじっとくらって 繰り出すさ ささやかな抵抗

長い夜明けたなら 君へと会いに行こう
ちぐはぐな感情が 今ひとつになる
いたずらな五月雨に 差す傘がないなら
夢のない僕の傘で よければどうぞ

梅雨の前いつから ふいに始まった Story
夢じゃないはずさと 頬をつまんだ

不似合いなクサい台詞も 僕なりに遠回しで
真っ直ぐに見つめられてしまうと 用意した 言葉飲み込んだ

目隠しで見てみたり 双眼鏡で見たり
君を想う感情を 確かめてみてた
曖昧な曇り空に なす術がないなら
天気予報あてにしないで 傘を手に持って

とりとめもない 嘘にまみれてく
考えてばっかいたから
それよりもさ 今大きな声で
叫んでみたい 君に聞こえるくらい

眠れない夜さえも 遠くなった月も
君がいることだけで また越えてゆける
とめどない悲しみに 差す傘がないなら
頼りない傘だけど よければどうぞ

もう雨は上がるよ


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