この日曜日を何もしない日と 僕の中で決めつけ起きた
カーテン越し光るぼやけた 太陽の色が晴れ日を示す

嗚呼 今日はなんて心地の良い日なのだろうか
そして俺は何時の間にか 見慣れた街の中歩いていた

陽が沈み 見る雲は 恐ろしくゆっくりと動いて
僕が望んだ一日は こんな風に過ぎて往く

その帰り何時もと違う道を遠回りして歩こう
吐く息陽が当たりより白く 僕の中に在る心も白い

嗚呼 水路脇に小さな野花が咲いていた
流れ往く水をボンヤリ眺め 今は居ない誰かを思う

平凡過ぎた生活が何時か熱き心奪う

出会いの春が僕に廻り 暑き夏は冴え渡り
秋に僕等の太陽沈み 冬に全ては雪に埋もる

回り道も何時しか見慣れた家路に戻る
いつもの帰り道がこんなに長いとは知らず


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