少年と僕と不思議

夜空の中、そろそろ眠いのかな?月が隠れました
星を数えてます、そんな下らないことさえも綺麗です
不思議の国に迷い込んでる、そんな気分
小指と小指を重ねあわせて、また明日ね
『指切りげんまん嘘ついたら針千本飲ーます☆』
『約束はしたけど…まだ眠いの
怒らないで欲しいなぁ…ねぇ
その心にみるくと砂糖を混ぜて優しさを取り戻してよ』
ぬいぐるみ片手に少年は言います
物語はメルヘンに進む
もう眠いし続きはまたね
本をパタリと閉じ、おやすみ
『悪いのはね、僕なんだけどさ…』
『我が侭はね、僕なんだけどさ…』
それはとても心を打たれて
僕はとても涙が溢れました
『約束はしたけど…知らないフリ
針を千本飲ますだなんて…
そんなバカな子供騙しなんて、笑えるでも本当はごめんね…』
ぬいぐるみ片手に少年は言う
物語はメルヘンに終わる
もうおしまい?不思議な気分です
本をパタリと閉じ、お休み