あてもなく 旅は続き
砂利道に 膝をついた
見上げれば 寒空を
降りてくる 雨のつぶて

飛び出したあの夜を
若さの血迷いとは
決して 認めたくないから
振り返らずに来た

どうか明日こそはと
つぶやくように歩いた

読み返す過去のページに
味気ない日々を眺め
ふと君を思い出す
迷わない目をしてたね

ステレオの真ん中で
踊りだすメリー・ゴー・ラウンド
光溢れる夢の街
輝いて見えるよ

やがて雲は流れて
赤い夕陽に染まった

そうさ 今もあの日も
心は色褪せない

僕たちは またいくつも
夜を越え 朝を迎え
失くしては 見つけ出す
命がそう けしかけるんだ


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