AH きしむそのドア かからない鍵
あきた退屈 くさる記憶にかぶさる毎日
見えない 暗さに紛れた騒動

AH 鳴らない電話 うるさいラジオ
かきむしられる耳の奥の 頭の奥のほう
最初で最後の大きなけだるさ

人口の星の下 足をとめて

追い越してく 人の群れ
「おやすみ」が横切る前に
家のベッドに身体深くして

AH 山のようなルール 脱ぎさらしのジーンズ
増えていく染み ひとつ 諦め 慰め 逃走
絡んだ鎖をひきずり逃げ惑う

明日を飾って 眺めて 捨てよう
リアルな自分を見つけるものはない

大きな波のよな足音
季節が動く前に
羽のベッドに身体深くして

追い越してく 人の群れ
「おやすみ」が横切る前に
家のベッドに身体深くして

流されてく 人の波
最期の一人になっても
堅いベッドに身体横たえて


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