時間通りに来ないバスを待って 茫として突っ立ってる
あいつなんかはどうせ馬鹿な奴だと 思えたらもっと楽だろう
信じ合えばいい 認め合えばいいって そう簡単に言うけど
そんなの安売りしたくはない
黙っているよ 僕ひとりいなくても世界に変化は何にもない

ねえ君 聞かせてくれ 子供の頃にあった話を
何を信じ 何に傷つき どんなことを許してきたのかを

真っ白な心を持って この目には天使の光を宿して
僕ら生まれてきたんじゃないのか
体にいくつも引っ付いた 汚れはいつしか重い枷になって
暗い水の中でまた溺れている

コントロールが利かなくなったような暴走に頼って
喧嘩したつもりかい
君のルールはべつに好きじゃないけど
君の全部を その言葉の裏を
嫌いになりたくはないと思っていて
どうしたってやり場なんかない
信じるべきものは神なんかじゃなくて
君も僕も それぞれ持ってる

ねえ君 答えてくれ いま僕の目に映っている
人と人をつなぐ点線は 本当はありもしない幻なのか?

真っ白な心を持って この目には天使の光を宿して
僕ら生まれてきたんじゃないのか
誰かを必要としたくて それでも毒を飲み下したくなくて
人を思う方法をまた忘れている

何もかもを言葉で伝えようなんて考えちゃいないし
真実はひとつだけじゃないから
誤解されたまんまで過ごしていくなら それもいいだろう 楽なもんさ
自分の弱いところばっかり気にして 守って
痛い思いしたくないからって そいつにしがみついて生きてれば
いつか決定的に人を傷つけてしまうかもしれないなんて
思いもしないでいい
だだガキみたいに愛とか言ってりゃいい

まっすぐな心を持って 互いに信じているものがあるから
永遠に平行線で
決して交わることはないと あきらめに近い気持ちで思っても
醜さまで愛してみたい
どんなにもがいても届かない 対岸に向かってひたすら泳ぐよ
すべてを許して 笑わせてくれる
あの歌が聞こえる方へ


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