「それじゃあ、行くね」と微笑んで
君がいま出ていく
テーブルの花に水を差し
戸惑いをそっと消した

いつも優柔な君のペースに
付き合えるのは僕だけだと
ずっと ずっと わかってたけど
「好き」だけじゃもうここには居れないから

「これでいいんだ…」
一番好きな 君の決めたことなら
ジンとなるたび 心は揺れるけれど
静かに受け止める

二番目に好きな誰かなら
うまくいくみたいと
占いのページを開いて
わざとふざけて見せたね

赤く咲かせたアンセリウム
「一人じゃきっと枯らすかもね…」
僕が僕で居られた理由は
いつもやさしい君の眼差しだった

「そうじゃないんだ…」
一番好きな 君の笑顔守りたくて
ジンとなるほど 言葉はよぎるけれど
そのまま見送った

「これでいいんだ…」
一番好きな 君が決めたことだから
ジンとなるほど 心は揺れるけれど
本当に愛してた

ジンとなるほど 心は揺れるけれど
今でも愛してる


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