強く後悔するよ。
今は亡き母に一言も「ありがと」を
言えなかった…そんな僕の無器用さを。

「ほら、早く起きなさい。遅刻するわよ。
忘れ物はない?」
「こら、赤信号でしょ?止まりなさい。
車に気をつけて。」

過保護なあなたでした。
僕はその手を振り払いたくて。
家を飛び出そうとしたけれど、
あなたは、いつものように…

「六時にはお家に帰りなさい。暗くなって迷子になってしまわぬうちに
今晩のおかずはあなたの大好きなカレー
だから、食べてね。冷めないうちに!」

ふと気付けばあなたの背中は
とても小さくなってしまい
あぁ、僕を叱る声も
こんなにも細くて弱くて…

横たわるあなたに
僕は何もしてやれなくて
残りわずかな会える時間も
すぐに終ってしまうけれど

「六時にはお家に帰りなさい。暗くなって迷子になってしまわぬうちに
母さんもきっとすぐ帰れるから、元気になるのを気長に待っててね!」

どれくらいの季節が過ぎたのでしょう?
僕もこんなにすっかり頭禿げました。
今では二人の子供を抱えてます。
小さい頃の僕によく似てますか?

 ROCK LYRICをフォローする!

フォローすることでROCK LYRICの最新情報を受け取ることが出来ます。

歌詞リンクURL  ⇒

※この歌詞をHPやブログで紹介する場合、このURLを設置してください。

   ラジオ体操第一へのコメント

まだコメントはありません
  歌詞閲覧履歴