魔法にかかった夜
音を操り自然を味方につけ
僕らを誘う
今夜で終わりにしよう
掃除しよう

雪が僕の街をひた隠してく
何重にも必死に
君に届かない声ならそれも
いっそさらってくれないか

砂糖水で茹でたこの気持ち
綺麗に灰汁を掬いましょう
消えてしまえば
理由のない怖い夜も
悲しいサイレンの音も怖くない

煮えて泡ぶくたった夢の畔で
おやすみの歌を歌うよ
ぬめった夜の水面も
もう怖くないって言えるようになりたいな

君のお風呂は海に繋がっている
いつも通り泳いでごらん
その瞳から見える景色だけは誰も侵さないよ

でもね僕の瞳から見えた華奢な足は
血まみれだ
どちらが正しいなんてないけど
少し分けて欲しい 頼って欲しい

煮えて泡ぶくたった夢の畔で
おやすみの歌を歌うよ
ぬめった夜の水面に浮かぶ波紋が生まれ消えますように

煮えて泡ぶくたった夢の畔で
おはようの歌を歌うよ
君を待ち続けるんだいつまでも
そうここにいるから決して迷わないで 声(オト)のする方においで


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