ソナタを掻き立てる 美酒となる血はどこに
蹄の音に重なった 鼓動が踊り出す

密猟に明け暮れた 欲望に狂った私は
その手が奏でゆく旋律に救われたのだ

さぁ友よ この狩りが終わったら
教えてくれ その力の秘密を

吸わないとでも言うのか?
愛した人間の為に
彼は言った「美しい旋律は血の代わりとなる」
Ah まるで鏡には映らない運命の様
青くて未熟な私は

愛し方もまだ知らない耽美主義者だから
熱く燃えるような血を飲み干してしまう
偉大すぎる友の教え 彼はすでにその耳を

愛し方もまだ知らない耽美主義者だから
赤くとけるような血の代わりには出来ない
殺し方もよく知らない耽美主義者だから
熱く燃えるような愛さえも飲み干してしまう


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