2700マイルの恋人

アムステルダムの坂の途中で
何度もあなたの声が聞こえた
子供のように笑ってはウソを貼り付け
いつも悲しみたがってた

二度と出会うことのないように
忘れられないのだろう

先にバスを降りて遠ざかってしまった
うしろ姿に書かれた望みは
はっきりと私だけには解れていたのに
呼び止めれなかった

怖くて愛せなかったけど
忘れない人 忘れられない人
あなたが帰れない
二度と帰らない小さな国で私は生きる
答えなんて無いのに欲しがりつづけていた
届かない 届けない思い

空港で1人きり
ハードケースを引きずる
私は今私の地へ…

粉々に砕けたガラスのような心
ただ眩しくて目も開けれなかった
孤独に触れたら
自分と重ねて馴れ合ってしまうから
終わりが見えてた
私が眠る頃あなたは今日が始まる
あなたはあなたの地で…