ほら遠くに聞こえる懐かしいリズムと
流れる旋律に心が躍る

ぽつりぽつり煌めく灯達まるで僕を誘い出す様に
またあの日を思い出してそっとその手を翳すよ
少し迷いながら

駆け出した笑い声どこまででも遠く響け
静寂の夜を裂き時を忘れ明日へ導いて

止むことなく続いて心の笛太鼓
僕には少しだけ寂しいけれど

風に靡く炎の気高さよ闇を照らし夜を煽れよ
ただ溢れるこの気持ちを押さえ切れることもなく
今は泣かせてくれ

見上げれば容赦なく打ち上がった無数の色
空に描き出された真昼の様に弾けた花弁

やがてひとつそしてまたひとつと消えてゆくあの日と同じ様に
ふいに廻る風車がカラカラと音を立てて
僕に語りかけた

駆け出した笑い声どこまででも遠く響け
静寂の夜を裂き時を忘れよう
見上げれば容赦なく打ち上がった無数の色
空に描き出された真昼の様に弾けた花弁

そして僕も消えた

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