螺旋の暗闇を
深く深くどこまでも降りて
お前の肌に触れる
静寂だけ広がる地下室

暗い夜の底に揺れる華のように
細い指を闇にかざして
ひとり震えていた私を
見つけてくれたのね

ほら空が落ちてくるわ
あらゆる悲しみを抱いて
揺らめく美しい過去の真上に
今お前のくちづけで世界に色が還るなら
すべての夜にお別れを
もう何も怖くないわ

甘く熱く抱いてあげるから
ずっと傍にいてあげるから
蠢く影を払い愛撫して
ずっと愛してるわ

まだ赤く残る傷が疼くように熱を帯びる
窪んだ瞼にガラスを飾るの
今お前のくちづけで世界に色が還るなら
すべての夜にお別れを
もう何も怖くないわ

もう何も怖くないわ

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