PowerPlantの入り口で、挨拶代わりに痙攣する看守。

「手のひらで電圧を診るさ。」
得意げに語っている猫(看守のくせに生意気な口の利き方をする奴だ)。

後遺症が残っているのにね、おどけてそれを出さないよう。

「まだ僕は許されていないんだ。」
さびしげに語っている猫(なんらかの理由でここの看守をしているようだ)。

I will surrender.
甘い降伏ね、君と踊りたい。
すこしの我侭、溢れる音、sweet dreams coment born.
You will surrender.
望む幸福と、猫も踊りたい。
すこしの真実、炙れた音、sweet dreams coment born.

PowerPlantの内部では、何かが電気を作っていた。

「ずっとここに一人きりだよ。」
来訪に感謝している猫(まちのはずれもはずれ、つまり、まはずれに作られた建物であるより仕方がない)。

I will surrender.
甘い降伏ね、君を思い出す。
すこしの我侭、溢れる音、sweet dreams coment born.
You will surrender.
望む幸福を、猫は諌めてる。
すこしの真実、炙れた音、sweet dreams coment born.

I will surrender.
甘い降伏も、君は戻らない。
すこしの我侭、炙れた夢、sweet dreams coment end.

静かに…去る…

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