春が来たら出掛けようお洒落をしてさ
夏が来たらもっともっと遠くへ行こう
秋が来たらまったりと二人で過ごそう
冬が来たら寒くないよう温めあおう

春夏秋冬どれが好きか尋ねたよね?
私はあなたに抱きつき笑顔で
「寒くても寒くない冬が好き」と言ったよね

街中光に満ち人々で賑わう
今年も冬はやって来るのに
追いつけない私の季節の歯車
私の体温は零度

季節を渡り色々教えてくれたのはいつもあなた
なのに急に姿を消して私は独り

あれから初めての冬
寒さが凍みたとき
あなたが居ない違和感に駆られた
耳当て、マフラー、手袋しても
まだ寒い…

街中光に満ち人々で賑わう
今年も冬はやって来るのに
追いつけない私の季節の歯車
私の体温は零度
「冬が嫌い。君の所為」とつい言葉にした
涙が凍るほどに寒い夜に
奪われていく君も熱もあの優しさも
季節は美しく醜い

君はまだ四季の約束覚えているかな?
君はまだあの冬の日覚えているかな?

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