Ceui/Labyrinthus

わたしが天使じゃなくなる日

Ceui


word: Ceui music: 小高光太郎・Ceui

『Labyrinthus』収録

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  • 空に叫ぶ風の音が 審判-はじまり-の時を告げる
    翼に触れる星は冷たく

    噂好きな天使たちはわたしを嘲り笑った
    その時 光纏い神-あなた-は現れ

    「裁きを下す」
    そう云った神-あなた-は見たことのない哀しい瞳で…

    笑って君だけと
    云ってほしいだけなのに
    重ねた温もりは闇へと消えた
    叶わぬ想いなら
    なぜわたしを造ったの?
    孤独を知るためだけの
    魂などいらないのに

    嘆きの雨は囁き
    翼を黒く染めてゆく
    凍えた薔薇は震えて眠り…

    神殿に響く歌は追放の合唱-アリア-となった
    その時 影を纏い扉は開かれ

    奈落の底へ
    向かい墜ちてゆく
    追憶はただ寄り添う
    わたしに優しく…

    あなたを愛してると
    そう伝えたいだけなのに
    こぼれた運命は 朝露に消えた
    届かぬ定めなら
    なぜ二人は出逢えたの?
    いっそこのまま
    暗闇だけを愛する悪魔になりたい

    「光ヲ求メテ羽バタク幻
    遠ザカル楽園
    一人デ彷徨ウ
    君ヲ救エヨ…」

    歩いた雲路の果て
    くちづけた朝の虹-ひかり-
    もうすぐ夢は終わる
    さよならを告げずに

    始まる嵐の中で
    二度と振り返らぬように
    さあ世界よ
    包み込んで
    わたしが天使じゃなくなる日を
    永遠に


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