Ceui/パンドラ・コード~絶望篇~

あの日見た星空を、僕はずっと忘れない。~星物語・夏~

Ceui


word: Ceui music: 小高光太郎

『パンドラ・コード~絶望篇~』収録

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  • 君が指さした ペルセウス流星群
    あの日見た星空 僕は忘れない…

    気まぐれに君と自転車走らせ出かけた夏の終わり 少し冷たい風

    “今夜は100年ぶりの流星群が見えるんだって”“行こうよ”
    競争しようって はしゃいだ坂道
    上りきったら 着いた野原の上には星が手に取れそうほど近くて

    「叶えて…」

    100年ぶりの流星より
    今が奇跡ですべてで
    終わらないでって願ってる
    自分が流れ落ちる星のようで
    今が永遠ならいいのに
    時はいつも止められない
    明日なんて いらないよ
    そう思っちゃうのは大袈裟かなぁ?

    約束なんて嫌いだ 強がった自分は嘘つきだ

    時計をみたらもう
    0時過ぎ
    言葉途切れ途切れ 帰り道 さみしいのはきっと気のせい

    ゆっくりゆっくり坂を降りる
    “ねぇ 明日は晴れるかなぁ?”
    “晴れるよ”

    もう夏が終わるね。
    なんて珍しくしみじみいった
    君の静かな瞳は何をねぇ心は誰をみているの?

    「意地悪…」

    もっと僕だけを見てよ
    早く気持ちに気付いてよ
    心は叫んでいるんだよ
    さっきの星よりも儚い夢
    一度きりの人生なの
    なぜ上手に生きれないの
    知ってるよ ほんとはね
    この恋 叶うことはないってこと…

    僕は君の友だちだから 味方だから
    君が傷ついても
    君の恋がおわっても 変わらないよ
    ずっとずっとそばにいるよ
    本当は忘れなきゃいけないんだけど
    まだ少しだけ時間がかかりそうなんだ…

    大事な時に限ってさ 言葉って ほんとうに 役立たず…

    100年ぶりの流星より
    今が奇跡ですべてで
    終わらないでって願ってる自分が流れ落ちる星のようで
    今が永遠ならいいのに
    時はいつも止められない
    明日なんていらないよ
    大袈裟じゃなくてそう思ってたよ

    僕は忘れない
    君と見た あの日の星空を。


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