僕の背中を押したのは 確かに僕だった
何度も見た輝きは この目で見てたから

あの丘に咲く花はきっと知っているだろう
その時だけに咲く 景色も色も何度も 見てただろう

喜怒哀楽は大抵 眠れば忘れる事を知っている
何度も湧いた感情は この心からだから

同じ場所に居続ける事もできない僕は
また夜へ滲む 夕暮れ空とさよなら

どこかに落とした気持ち 夕暮れが連れ去ってしまったかな
きっとさ ドラマの様にしたいだけのなんて事ない気持ち

この目が醒めてしまえば もう昨日は遠くなってしまっていた
どうせ戻れやしない 帰ろう 帰ろう
夕暮れの後で迷子にならぬように

でもさ ほら やはり悩む 迷う理由もない帰り道で
ここに居る意味が 誰も居ないと解らなくなりそう
あの丘に咲く花だけが知っている事と
同じだろう 僕だけが見る風景も

いつだってそうさ

どうせ もう 見える物はいつも そう
偶然でしかないだろう
だから もう 足掻く事もないよ
帰ろう 帰ろう 夜になる前に

どこかに落とした気持ち 夕暮れが連れ去ったとしても
いつか同じ様に 何度も 何度でも見つけてみせるよ

見付けられないとしても 紡いでいくしかないだろう
見付けられたとしても 満たされるわけじゃないだろう

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