その日は おはよう が うまく喉を突かずに
古い床の軋む音が いつもより聴こえた
ぐるぐるぐるまわる
アタマの中でまわる
だんだんと増える
アタマの中で増える

散々散々出した答えは
教室の中で蒸発して
表情を曇らせた窓ガラスを殴った 殴った
騒然としたクラスメイトを10年後にはあざ笑って
世界中を敵に回した僕を守ってくれ
孤独な私で何処まで飛べるか
孤独な私に気づいてくれよ 見捨てないでよ

言わなきゃ良かったな
どうか神様
暗闇に鳴ったグラウンドに
二人で光を集めて
表情を曇らせた君は僕を殴った 殴った
爽快に闇は晴れ渡って10年後にはまた笑って
世界中を敵に回した僕と戦ってくれ
あなたと二人でどこまで飛べるか
孤独な私を見捨てないでね
離さないでね


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