青いあの実が 熟れる頃には
街を抜け出す小鳥が嘲笑う
飛べぬあたしは 孔雀のように
「抱いてごらん」と見栄を切る

果てぬ約束 身の程知らず
効かぬ薬に 動かぬ証拠
こんな行為がただただ上手い
競う幻想 恥知らず

白い素肌と 長い手脚に 紅い唇 操を武器に
一人戦う泡姫様は 抱いて抱かれて心が荒む
淡い思い出 その他色々 捨ててやるから認めておくれよ
朝が来るまで 腕の中で どうか飼い慣らしておくれ

いつか身体が朽ちる頃には 汚れ傷痕 纏った総て
残る筈などありはしないと 述べた!提唱、水入らず

酷い姿よ 怨む姿は指をくわえて物欲しそうに
一人戦う泡姫様を 待った!待った!と夜な夜なうるさい

「好いていらしたの?賭けてらしたの?
システム一つで成し遂げられたの?」
朝が来るまで腕の中で どうか飼いならしておくれ


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