幼い君の帰り道で後ろ姿をつける
毎夜毎晩オカズにしたレシピ通りに犯せ
夕焼け小焼けの赤とんぼ捕まえ
ランドセル枕に非教育的指導
お下げの髪を切り落とした泣きじゃくる顔濡らせ
夕焼けチャイム 性春だね両脚開き叫べ
夕焼け小焼けの赤とんぼ捕まえ
ランドセル枕に卑怯 瞼 泪色に
月蝕の影に隠れてひとり籠もり引き籠もりの僕
だから だから 君もねこの部屋に招き入れたい
ぐったりした君は白い口動かし
声にならぬ声で「死ね」と「死ね」と僕に言った
枕に隠し持っていた包丁で僕をめった刺しに
幸せだね 寄り添いずっとふたり一緒さ
月蝕の影に隠れて花婿はやっとふたりぼっち
僕の首は君のね赤いランドセルの中さ
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皮肉な種の卑屈な芽。へのコメント
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