死神と生きていくことに何の不安も感じないんだって。
むしろ乗りこなしそうな自分が怖いんだって。
欠伸(あくび)して言っていた。

23時、都会のビル街から一歩踏み外した所で
街頭にコウモリふわふわ飛んでいる。
君は眼が震動してる。

俺は気付いていた心の柔らかさ隠してるって。
スカートはかないところにも表れているんだろう。

「重い想いを持ち歩いていることに
気付かれてしまったら、オシマイなんだって。
支えてくれる人は一人でいいの。誰かは言わないんだけど…。」

赤くなってた、つよがりだね。

俺は君が今日もウソぶいてすごしているのを見て、
あの時を想い出していた。

「重い想いを持ち歩いていることに
気付かれてしまったら、オシマイなんだって。
支えてくれる人は一人でいいの。誰かは言わないんだけど…。」

赤くなってる、俺がいた。


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