住み慣れた街なのに景色が違って見える
この街に君がいるのは今日が最後だから

学校 帰り疲れた足で
後ろ向きに登ってみたり
ブレーキかけず自転車で
スピード出して走り下りたり

キライだった急な坂道 少し好きになれたのは
登りきれば君の家が坂の上にあったから

お互いに大人になって一緒にいる時間 減った
君の家 通る度に 偶然を期待してた

いつも君が側にいるって
安心して放ったらかした
いつの間にか まるで君は
僕の知らない人になってた

何も言わず行くつもりなの?
僕の思い出 全部もって

君の気持ち気づいてたのに僕からは伝えなかった
せめて最後だけは僕に見送りくらいさせてよ

キライだった急な坂道またキライになりそうだよ
登りきれば君の部屋にもう君はいないから

キライだった急な坂道 少し好きになれたのは
登りきれば君の家がそこで待っててくれたから


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