目眩がしそうな空の下
日の光に弱くて目を閉じた
いつか忘れてしまった未来と
同い年の僕がここにいた

報われない日々の中
汗と不安を必死に拭って
いつか話した夢の続きと
似ても似つかない僕がここにいた

懐かしい少年がこっちを指差して
バカにしたように笑った

あの日 夏の日 揺れる光を見た
輝いたその先を今は思い出せなくて
少年が笑えど 夢のあとを行く

うまく描いたはずの地図が
迷路のように絡まり合って
ゴールはどこに書いたっけ
そもそも描いてもいない

懐かしい少年がこっちを指差して
こんなはずじゃないと泣いてた

あの日 夏の日 揺れる光を見た
輝いたその先を僕はまだ
今も今も汚れた靴のままで
少年が笑う日まで 夢のあとを行くから


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