強がりも既に赤となり腫れた
うまく動かないベロを引き抜くように
受け入れる事に慣れてきた朝に
少しの罪だけ混ぜてみるの

時を止めようとした人の背中には
白い翼は無い もろすぎる肉
置き去りの指と青で苦しむのは
わかってるはずなのに
まだ戦うの?

墜ちてきた空が 僕を目掛けて
少しずつ溶けてゆく
そっと窓を開けて
踏み出す白は今日も汚い

また戦うの?
墜ちてゆく空は
臆病すぎて少しずつ曇っていく
そっと窓を開けて
塗り潰す黒は今日も混ざらない

この迷いはいつか
灰となり忘れさられるだけの旅人
寂しいだけの
街のアスファルトに叩きつけられたの

さよならを掴む空が遠ざかる
さよならを掴む地面が近づく
さよならを掴む街が沈んでく
さよならが見える場所が嗤ってる

もう戦えない

最後にはきっと一人きりなのに
僕らは混じる たとえ明日が怖くても
窓は閉めた君のその色は薄れていく

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2022-06-22

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