揺れる小さな灯り
映す 水鏡よ
浮かぶ箱船の茜
風が吹き消した
燃えつき灰となり 流れ着いた
願い また次の地に 運ばれてゆく
始まりへと続く 路の途中で
遠く離れてゆく日々に
残された記憶を紡いで
目を閉じ映る君の影法師
一縷の望みを 指でなぞってゆく
心が誰にも見えないなら
その手で もう一度触れて欲しい
揺れる小さな灯り
映す 水鏡よ
巡る泡沫の刻に
夜が心を染めていく
愛する人を選べない様に
永遠に契りは無く
この想いが叶わぬ運命ならば
信じる事の意味を教えて
目を閉じ映る君の影法師
一縷の望みを 指でなぞってゆく
心が誰にも見えないから
その手で もう一度触れて欲しい
遥かなるこの想い砕き
炎よ 空高く刹那を舞い上がれ
闇を裂く 一縷の燈となり
翳りを辿り行く君を照らせ
一縷の光よ君を照らせ
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