いつもふるえていた
アル中の父さんの手
ぼくが決意をした日
“やれるだけやってみろ”って
その手が背中を押した
“何度だって やり直せばいい”

ぼくが描いた夢に向かって
歩きはじめたあの日を
忘れることなんてない どんな日も

夏の区営プールで
泳ぎを教わった日も
指がふるえていた
「父さん、もう平泳ぎはいいから…」って心で言った
かっこ悪くて 真っ直ぐで

いつかのぼくの結婚式で
そのふるえる手が見たかった
不器用な言葉と…

ぼくが望んだ夢に向かって
もう何度もつまずきながら
歩き続けています あの日から


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