深い闇に満たされていく
透明な匣
私だけを包むように
水嵩を増してゆくの
声殺した日々は痛く
ノイズ混じりの音だけの部屋
赤い赤い眠りの中
この世界に神様なんていないから
私は深く沈む…
私は此処には居ない…
深い闇に満たされていく
透明な匣
私だけを包むように
水嵩を増してゆく
心地よい水の音 仄暗い朝
酸素さえ無いけれど此処は素敵な揺り籠
この世界は私一人居なくても
何一つも変わらぬまま流れてく
私は深く沈む…
私は此処には居ない…
深い闇に満たされていく
透明な匣
私だけを包むように
水嵩を増してゆく
赤い私の血は深い青へと混ざって
初めから何もなかったかのようで
とても嬉しいの
深く沈め透明な匣よ…
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