肌寒い夜に 久々に聴いたラブソング
チクリと胸を刺した 寂しさは 心地良くもあった
通学路だった道を 久々に歩いて 思い出すのは
結婚式の招待状が そう言えば 届いていたってこと

言えなかった言葉を 後悔している間に それすら飲み込んでいった 生活

始発を待てずに タクシーの中で 思い返した会話
あの頃はなんて あだ名で呼ばれて あの頃のままで笑っていた
二日酔いのせいで 重たい頭で 思い出したいつかの春
夢のためで 現実のため それでも別れが嫌だったこと

見えなかった明日を 手探りで生きる間に あの日の答えを見つけた 生活

戻れない今日であることを 噛み締めて泣いた改札
愛しく思えば思うほど 変わりゆく日々が怖かった
笑えないほど失ってから 不意に思い出した哀しみは
これでもかと抱きしめればいい 愛しさの意味が溢れて
それを 幸せと呼ぶんだ

聴かなくなったラブソング 歩かなくなった駅前
会わなくなった友達 飲めるようになったビール
不安も期待も後悔も 飲み込んでいった 生活
不安と期待を今でも 吐き出し続けている 生活

戻れない今日になることを 怖がった日々が愛しい
怖くなるほど愛しい日々を 生きている今日が嬉しい
笑えないほど失ったから 今目の前にある歓びは
これでもかと抱きしめればいい 誰かと分け合えたならば それを

戻れない今日になることを 怖がった日々のおかげで
怖くなるほど愛しい日々を 生きている今日も思うのさ
笑えないほど失ったから 今目の前にある歓びは
これでもかと抱きしめればいい あなたと分け合えたならば
それを 幸せと呼ぶんだ
わかったんだ 幸せと呼ぶんだ


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