幾つも涙は零れる 抱かれた腕の中で
ずっと会えなくなること 哀しいわけじゃない

君を待つ未来は光よりも眩い孤独
泥に刻んだ足跡はもう消えてしまうから

なぜ泣くのか 儚きこと 聖なる月と星の夜に
大地と海とが分かたれてこの世界でただ独り

いつも心を鎮して人知れず立ち尽くした
そっと手を差し伸べても君は払い続ける

天の闇も射抜く冷たく燃える紅い瞳
哀しみの果てに歪んでいく時空の旅人

なぜ泣くのか 儚きこと 聖なる月と星の夜に
大地と海とが分かたれてこの世界でただ独り

なぜ泣くのか 夢の跡 見渡す限りの荒野に立ち
銀河の果てに産まれ落ちて果てしない路をゆけ

この世界にただ独り


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