見上げれば 高層ビル 窮屈な街の先に
トンネルの出口みたい ひとかけらの空は輝いて

日々はがんじがらめ 近くばかり見ては
人と比べてまた 自分を小さくして
それでも 明るく ふるまうのは
心配されたくないから

いつの間にか僕たちは 誰かになろうとしてる
自分を責めて 叱って 立派にならなきゃと
しまいこんできた涙 心を濡らしてゆくよ
ビルの窓に 映る顔は 誰のものだ

信号機 カウントダウン 青になる スタートする
遅すぎず 早すぎずに 足並みそろえて 群れになって

くらいついてかなきゃ 同じようにしなきゃ
誰も追い抜かずに 追い抜かれないように
どこかで言われたわけじゃないのに ルールみたいに

いつの間にか僕たちは 誰かに縛られている
君は君で 僕は僕で 自由なのに

閉ざされた街の向こう側には 長いトンネルの出口の先には
こんな悲しみなんて ちっぽけだなって思える
空が広がってるから

誰かになどならないで そのままの君でいいよ
世界中どこにも君の 代わりはいないから
しまいこんできた涙 心が溺れる前に
こぼせばいい 生きることを 頑張ればいい


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