四星球/2009年 途中の旅

エイトビートメゾフォルテ

四星球


word: 北島康雄 music: 四星球

『2009年 途中の旅』収録

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  • いつまでずるずるやってんの!?
    ずるずるなんてやってましぇん
    ずるずるずるずるやってんじゃないの!!
    これは鼻水すする音
    鼻水キラリ 光ってた未来
    高校卒業したぐらいからずっと風邪をひいてるようだ
    半分は思い出でできています
    今と比べてあの頃は平熱が高かったなあ
    体温測る3分が待ちきれなかったんだもんなあ

    メゾフォルテ メゾフォルテ

    10年経って食欲も性欲も3分の1
    なのになぜだ なんなんだ 僕は欲のかたまりだ
    ガタンゴトン!! 列車の窓
    曇ったガラスに書いた夢が外気の温度でただれおち
    四ッ谷怪談の文字に化ける
    「そこから見える景色から、あの日のあなたを探してみては?」
    とか言わないでくれよ車掌さん それには流れが速ぎるって

    メゾフォルテ メゾフォルテ

    心に万歩計つけたのさ どれだけ歩けたか知りたくて
    フラフラ揺れてるだけでもコイツ カウントしやがるんだもんなあ
    漢ド それは漢字ドリル
    計ド それは計算ドリル
    宿題答え丸写し 花丸 大変よくできました
    感動してるヒマないYO WINDOWさあ開けようぜ THE ENDになる前に
    お前韻ふみたいだけやろ
    いいんじゃない いいんじゃない 韻ふんじゃってもいいんじゃない
    ホコリまみれになりたくないね DUSTの方もPRIDEも

    大人になり損ねちゃった 大人になり損ねちゃった
    かと言って子どもでもない ただの迷子
    行き先も帰り道もはっきり知っているのに
    もうどれだけ歩いたろう あとどれくらい歩けるだろう
    エイトビートメゾフォルテ だんだんだんだんだんだん強くなる
    エイトビートメゾフォルテ どんどんどんどんどんどん強くなる

    自分自身と向き合いなさい 自分を見つめ直しなさい
    言われなくてもわかってます
    向き合った瞬間に頭突きをかましてしまうほどの
    己への嫌悪感と日夜戦い続けてます
    戦いに別れを告げたい
    アバヨって振りかざした手 条件反射
    もう一人の僕 頭を守りに入るのです
    自分にビビってどうすんの!!

    メゾフォルテ メゾフォルテ

    押し花になれるかな 本は何でもいい ページどこでもいい
    忘れた頃に本を開ければ押し花になれてますように
    迷いこんだ虫がペチャンコで死んでいる、通称「押し虫」にはなりたくない
    いや、待てよこの際、虫でもいいや
    きっと僕は忘れた頃 「忘れた頃に」っていうやつになりたいんだ
    今を思い出し笑いしてやるんだ

    あんなにも早く大人になりたいなあと思っていたのに
    こんなにも子どもに戻りたくて仕方ないときがくるなんて
    でももっと大人にならなくてはいけないと思う瞬間もある
    そういうときだね 泣きたくなるのは

    大人になり損ねちゃった 大人になり損ねちゃった
    かと言って子どもでもない ただの迷子
    行き先も帰り道もはっきり知っているのに
    こんなに遠かったっけ あとどれくらい歩けるだろう
    エイトビートメゾフォルテ だんだんだんだんだんだん強くなる
    エイトビートに合わせて どんどんどんと花火は上がってく
    ドッキリって書いた看板を持って 誰か僕の前に現れてよ
    ドッキリって書いた看板を持って「バンババ〜ン!!」って言って現れてよ
    ナイスリアクション 大成功 ドッキリドキドキ 大成功
    バンバンドンドン…バンバン打ち抜く僕の番

    上手に歌えないけど刻め刻めエイトビート
    上手に踊れないけど刻め刻め刻め


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