こぼれ落ちた未来に 理由を付けたがって
随分遠くまで来た 未だに見つからないや
振り返りなんてしないさ また後でどうせ通る
感傷の暇をのこして 潜んでる 廻ってる 夜

抗う術もなくて 逃げる強さもなくて
こんな世界が嫌いだ こんな自分が嫌いだ
朝が来るまで幾許 闇に消え去っていたいよ
名前もなくした静寂に 今だけ 委ねて

貴方をなくしてどれ位だ
僕をなくしてどれ位だ
此処にも何処にも無いのに それでも それでも
夜は偶に空っぽでいい 僕は何者でもなくなって
枯れるまで ないていたい

そこに居たかった 居てほしかった
言葉なんて飽きるほどにある
でも違うんだろう 僕が言うべきは
おそろしく眩しい
僕が嫌いな 希望だろう

貴方をなくしてどれ位だ
僕をなくしてどれ位だ
此処にも何処にも無いのに それでも それでも
じきに白んで朝が来る 僕が僕になるそれまで
あと少し ないていたい
あと少しだけ


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