いつかは聴いてみたいな
でも きっとできないね
あの日見た 初めの海
覚えてる?

一緒に行ってみたいね
ごめん 少し遠いかな
君と見た 朝焼け空
忘れない

嵐の日の夜
僕らは旅立つ
重い荷物持ち
隊列を組んで
まだ進まなきゃ だけど
雨が強くて 帰れない
痛みが眩しい

覚えていて ここに居たこと
僕の朝 君の夢
沈み朽ちても
必ず還るから
願い 祈り 抱きしめて

忘れないで 駆け抜けた風
堕ちる海 爆ぜる空
零れ消えても
いつか 巡り出逢う
繋ぐ君への 帰投

桜の季節みたいな
君の横顏 見惚れてた
ひだまりの その笑顏
忘れない

花びら舞う朝
僕らも漕ぎ出す
最後の楯持ち
円陣を組んで
たどりつかなくちゃ だけど
空が低くて 進めない
視界が滲んで

待ってて───

見上げていた月
飛沫上げる波も
雪も雨も
みんな懐かしい

静かに深く 降り積もる時
君の夜 僕の跡
消していっても
ここに還るから
僕は 君を 抱きしめる

忘れないよ 追いかけた雲
堕ちる海 爆ぜる空
遠く霞んで
いつの日か 共に歩む
繋ぐ君こそ 希望

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