Snowdrop

抱えた膝に頬を寄せ震えた
月明かりさえも穢れのように

ただ求め　彷徨い続けている
空ろの心　満たすため

暁の向こう　虹を越えて　（ー探した）
辿り着くのは光の静寂　（ー届く）

涙落とした雪が溶けるように
広がっていた傷を癒してゆく
闇に流されるまま　（ー叶えて）

一つ、二つと解き放つ呪縛は
錆びついた鎖　脆く崩れる

影追えば　見失ってしまう
残されたのは　彼の花

悲しみを　押し込めた扉　（ー叩いた）
限りなく堕ちてゆく欠片　（ー捧ぐ）

やがて気づいた　この身を灼くように
疼いていた痛み堪えても　闇に飲まれる

（硝子細工の色の無い花ー）

彩りを求める花と　（ー叫んだ）
分け与えた白い雪と　（ー涙）

移ろう季節にたとえ枯れ果てても
笑顔こぼれた　その瞬間をただ見つめている

暁の向こう　虹を越えて　（ー探して）
辿り着くのは光の静寂　（ー届く）

涙落とした雪が溶けるように
広がっていた傷を癒してゆく
この想い抱えて　（ー消えるの）