乾いた喉には
ぬるめのミルクティーをひとくち
それから

歯の浮く言葉や
懐かしい魔法のメロディ
それから...

何年経っても 今日という日を忘れられない
赤い顔して むくれている君は
何かに似てるのに
今さら泣いて 歌を歌っても それは無駄なカロリー
無駄なハーモニー 愚かな僕
こんなはずじゃなかったのに

きれいな花びら
そいつをミルクティーにひと浸し
それから

僕らしい視点や
僕らしい角度のアイロニー
それから...

何年経っても 今日という日は思い出してしまう日
君が髪を軽くかき上げ
そこに残る甘い香り
たとえ 世界が今日でおしまいでも
僕らは無問題
お楽しみはこれからなのに
夜はまだ始まったばかり

良い雰囲気だね まったく
君をそっと抱き寄せたあとに
僕を許してほしい
君をあんなに傷つけたのに
真っ赤に熟れたトマトが君なら
僕は青ざめるキウイ
若い果実を 誰がなんと言う
誰も笑う資格はないのに
きっと僕は いつまで経っても君を忘れられない
ほら夕立 虹が架かる
こんなはずじゃなかったのに

良い雰囲気だね まったく
君をそっと抱き寄せたあとに
僕にキスして欲しい
まだ愛してると返してほしい

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