頭部の欠けた私の傷を、舐めていた君はもういない。
腕まで捥いだ私の身体、四季は色づいた。
でもずっと、眠らない。
ただ『高高度から覗く天の川』追いかけ、ただ『惚けてぽかんと光の粒々』失い。
「さよなら」が始まる日から、
ただ君を消し去り、ただ君を無くして、目背けていた。
色彩欠けた私の身体、見つめた君思うね。
霰が注ぐ私の気持ち、死期は近づいた。
でもずっと、変わらない。
ただ『高高度から覗く天の川』追いかけ、ただ『惚けてぽかんと光の粒々』失い。
「さよなら」が始まる日から、
ただ君を消し去り、ただ君を無くして、目背けていた。
もし君が正しくない夜があって……世界が正しい夜に……
「きみはただしいんだよ」
知っているんだよ、ずっと。
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