この夜がこんなに暗いのは
あなたがもうここにいないから
本当の闇に包まれてた
生まれて初めて

昨日の寒さが嘘みたいに
街はおだやかに動き出して
私は座って見つめていた
止まらない 季節を

嵐の舟になって
あなたを乗せてゆく
砂漠の雨になって
あなたに降り注ぐ
捧げた命も
要らないと言うのなら
今の私には
死ぬ価値すら無い
失くした何かを探し嘆くより
通じ合った一瞬を 抱いて

立ち上がり去って行く背中は
まるで初めて会った日のように
知らない予感に満ちていたけど
全ては 変わった

それは愛じゃないと
間違いだと言うけれど
正しい愛など
どこにあるというの?
こんな風に人を
想ってしまうことを
一度知ったなら
忘れられないでしょう
消えそうなものに怯えてしまうより
ここにあった一瞬を 抱いて

嵐の舟になって
あなたを乗せてゆく
砂漠の雨になって
あなたに降り注ぐ
捧げた命も
要らないと言うのなら
今の私には
死ぬ価値すら無い

それは愛じゃないと
間違いだと言うけれど
正しい愛など
どこにあるというの?
こんな風に人を
想ってしまうことを
一度知ったなら
忘れられないでしょう

失くした何かを探し嘆くより
通じ合った一瞬を 抱いて

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