毒キス

どこか寂し気でウワついた視線

秒針意識、被害者意識
いつだって君は自分がカワイイ

張り裂けそうだ、事実は奇なり
どこだって自分の声は圏外
懲（こ）りずにホラ望んでしまう
需要（じゅよう）の罠にまたハメられた

気休めに一杯ミルク飲んで溢（こぼ）してます
泣いたって元には戻らないのに。

毒含みのキス　麻痺してしまった
いつだって後悔は先に立たない
賢い君を中心に巡り巡る世界は
さぞかし心地良いでしょう。

"ここぞ"の正義を目一杯振りかざしてる
人の眼意識そして自意識
世間様は喜んで居ますか?

"とりあえず"の幸せに依存しては眠ってる
弱い者を守ってるつもり　そんな自分に恋してる

毒含みのキス　どんな人にでも
微量か多量かいずれか毒がある
良い人間に見せたくて必死、必死、無様（ぶざま）だね
欺いて騙してる癖の似非人間（えせにんげん）

同じ人間に騙されてまたリスカですか?生きてますか?
病む君へ、毒々シククチヅケ。

いつだって君は人の所為（せい）にするまるで誰かの毒に犯された様に

嫌いな奴が死ぬ妄想を一晩中して朝を迎える
誰かを憎み世界を憎み腹の毒を吐くんだ
人間ってヤツは皆、皆そうしてる。