どんなに大切にしても壊れてゆくものに
僕ら永遠を夢見てる
好きで好きでたまらなくて抱き寄せた君を
いずれ 忘れ 泣いて

「下の前歯が一本だけ傾いちゃったね」と
幼い頃に 母親が 随分嘆いていた
とうの本人はたいして気にもせず笑って
育ったけど今になれば わかる気がするなぁ

大人になって思い知る 苦い恋の痛みは
「なんで」と「どうして」を繰り返す 親知らずのよう
たくさんの中の1つのいびつ 少しの傾きが
正しい場所に生えた想いをまた 痛みに変えてくような

いつも本気で夢見てた あの頃の僕ら

ジンジンと鳴り響いてくる痛みのもとは
決して君だけのせいじゃない
好きで好きでたまらなくて抱き寄せたものを いずれ 忘れ 泣いて

甘いものをやっぱり食べ過ぎていたんだなぁ
わかっていたのに 知っていたのに やめられなかった
(It's now or never) 朝焼けの光は (It's now or never) 夜の闇よりも
(It's now or never) みすかされているようでなんか怖かった

いつも戸惑ってばかりいた あの頃の僕ら

ジンジンと鳴り響いてくる痛みのもとは
決して君だけのせいじゃない
好きで好きでたまらなくて抱き寄せたものを いずれ 忘れ 泣いて

僕らすぐに間違えて消えてしまうものばかりに
永遠を名付け 強がってばかりいる
心がそこで失くなって 抜けてしまった想いも
いつか愛せる時がくるのかな

「永遠」という時間の距離 まだ知らないうちは
きっと遅すぎることはない
好きで好きでたまらなくて抱き寄せたいものを
泣いて ないで 抱いて


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