断りなく
鳴り出す音が
慌ただしい
だけど
正しい僕の鼓動

偽りなく生き抜く事が
斯も難しい事と
眩しい街に
ひとり

冬が終わるまで
安全地帯
その代わり
褪せた色の心模様

間違いだらけで大丈夫と
言って欲しいだけの
無数の鼓動

旅立つ者よ
一瞬の中で
白と黒
灰色に会う
存在価値と真っ当の間で
僕達は時として空になる
何を満たしても

声を上げろ
細胞の群れ
溜め息を糧に笑う悪魔
然もなくば意図も簡単に
幻になって仕舞う
不完全なる日々を纏って
歩き疲れた名前を連れ放たれる紅い血
まだ暫し この体で生きていくのだろう

まるで
御伽噺の通りの絵空事だけど
愛しいキミの鼓動

偽りなく生き抜く事で
慌ただしい街に
夢中の鼓動

旅立つ者よ永遠の中で
白も黒も共にある
少しの希望と生活の間で
僕達も最終回 0になる
それは解っている

声を上げろ
細胞の群れ
始まりの雨を思い出して
親愛なる英雄
それそのものになっていく
真新しい命になったって
記憶の海を渡り切って
失くならないだろう
唯一つ その体で生きてみせるなら

涙が流れるのは
光をいつも見てるから
今 眼を覆う景色ももう懐かしい出来事

唯一つ この体で生きてみせるから


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