言葉届かなくても 夜のほとりで並べた孤独に
仄かな光を寄せて 照らした道を
今 心達が行き交う

すれ違った名前も知らない人 これを出会いだと
そう呼べるのなら 僕らは今微かに巡り会ってた
通り過ぎた名前も知らない人 月が綺麗だよ
ほら 青い影が揺れてるこんな夜は 誰かに
静かな優しさあげれる気がした 少しだけ

言葉届かなくても 離れる度に足音を鳴らし
確かな響きを連れて ひとりの足で
また時を刻み 乾いた街並
命の名のもと生き合おう

寒がりな寂しさ達の焚き火 それが愛なら
もう寄り添う程 悲しくなるから今 小さな別れを
さよなら あなたよ どこかでまた会うまで

言葉届かなくても 思い思いを宿す月明かり
街路樹がアスファルトに 伸ばした影の
暗がりを辿り それぞれの家路
今 心達が行き交う

誰かの祈りがまたひとつ 誰かのもとへと駆けてく
誰もが誰にも代われない約束を果たしながら

言葉届かなくても 夜のほとりに足音を鳴らし
互いの響きはやがて 風が結んだ
微かな繋がり 片道の旅路
命の名のもと生き合おう


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