ヘドロママ

悲しみで溢れた部屋で　僕の名を呼ぶ声がする
君は誰?どこから来たの?「そう、僕の名はヘドロママ」

なぜ、僕の名前を呼ぶの?
「だって　君は醜いし、一人じゃ寂しそうだったからやってきた。」

ヘドロママ　君はなぜ優しいの?
諦めずずっと　僕の側で励ます
教えてよママ　僕が生きてる意味を
「正直に言うと　僕にもさっぱりわからないんだ」

苦しみで爛れた部屋で　僕の名を呼ぶ声がする
唯一無二　稀代のヒーローそう彼の名はヘドロママ

こんな醜い自分変えたいよ
「お前が変わることはない　何秒　何分　何年　何光年　経ってたって無理!」

ヘドロママ　あんたそりゃ酷すぎる
この部屋でずっと　あんたを信じてきた
もしかしてママ　僕を救う気はゼロ?
「正直に言うとお前の最後を見に来ただけさ」

ふざけるな!お前はヒーローじゃない　あやうくまんまと騙されかけた!
「そりゃあんたあまりにも身勝手だ。俺を呼んだのはお前じゃないか。」
嘘つけ!仲間などいらない!
「あら、そうなの?それなら出てくね」
いや、そこまでは言ってないだろう。あれ?嘘だろ?ぼくはまた一人。

絶望で埋もれる部屋で　あれ?彼じゃない声がする
君は誰?どこからきたの?「そう、僕は君自身だよ」

なぜ、僕が僕の名を呼ぶの?
「だって君を本当の意味で救えるのは君しかいないじゃないか」

ヘドロママ　君はなぜ優しいの?

ヘドロママ　そうか君は　僕自身
気付いたよほら　いじけずに出ておいで
さぁ僕のまま　醜さも受け入れて　硬い鍵開けて　僕ら三人で部屋から出よう