君が座る 窓辺に 陽の光りが ふるえた
背伸びしていた もっとよく 君を見るために
僕は見ていた
君の 向こうがわ

もいちど会えたなら
一緒に座っていたい ふたりで並んで前を見て
もいちど会えたなら
一緒に笑っていたい すべてはこれでよかったねと
この体をつらぬく悲しみ この心を切り裂く苦しみ
このひとりぼっちのたましいたち
ただ笑ってみて ただ見つめてみて
太陽が夜を越えて
照らし出す。

その気持ちがわからずに 僕の手はふるえた
背伸びしていた 君の手に追いつくために
僕は見ていた
丘の向こうがわ

もいちど会えたなら
一緒に座っていたい ふたりで並んで前を見て
もいちど会えたなら
一緒に笑っていたい すべてはこれでよかったねと
この体をつらぬく悲しみ この心を切り裂く苦しみ
このひとりぼっちのたましいたち
ただ笑ってみて ただ見つめてみて
太陽が丘を越えて
照らし出す。

荒れ果てた公園
捨てられた自転車
まだ僕の心は
君のものかもしれない
走り 迷い 迷い 走り 歌い 歌い
走れ この丘の向こうがわへ

もいちど会えたなら
ただ一緒に歌っていたい これから咲いてく花の歌を
もいちど会えたなら
ただ一緒に歌っていたい この曇りのない空の歌を

もいちど会えたなら
一緒に歌っていたい これから咲いてく花の歌を
もいちど会えたなら
一緒に歌っていたい この曇りのない空の歌を
この体を支える力と この心を支える勇気と
このひとつになったたましいたち
ただ笑っていて
ただ見つめていて
僕たちは丘を越えて
歩き出す。

もいちど会えたなら
もうためらうことなどないから 空を見上げ歩いてく
もいちど会えたなら
大きく息を吸い込んで いまを抱きしめて歩いてく
もいちど会えたなら
暗闇がやってきたとしても 心を燃やして照らし出す
もいちど会えたなら
かなたへと舞い上がる風を感じて 羽ばたいてゆく
もいちど会えたなら
君のなかの愛を信じたら 丘の向こうで会えるから


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