あの町を離れて思う
緑の匂い 穏やかな時間を
懐かしむ そんな日々です 嗚呼

あの町を離れてから
声を少し 忘れるくらい
めまぐるしく 過ぎる日々です 嗚呼

寝っ転がって 見上げてた 濁った空は
どっか違って 目を閉じて 思い出してみた

描いて 歩いた
あの日々を 胸に刻んで

いくら悔やんだって いくら悔やんだって 悔やみきれなくて
あなたを涙させたあの日のことで
いつでも 平和願う 優しいあなたの
笑った顔が また見たくて

幻想を追うのに必死で 理想の自分が歪んで消えた
「いつでも帰っておいで」のその言葉が胸に響いた
あなたの言葉で いつでも前を向けた
何度も救われてきた

シワの増えたその優しい手も
相変わらずの優しい表情(かお)も
命が増えた嬉しい日々も 賑やかで穏やかな場所も
このまま変わらず いつまでも続いていって
いつでも帰る場所であって

笑いが絶えずに 優しい場所で


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