暑いか寒いか分からないふわふわの赤いミニスカートで
仕事帰りの独身に愛想振りまきケーキを売るあの子
キリスト教信者でもない男女が綺麗な電気の光
見ながら口五月聖夜の夜にコツコツ働いてるあの子
全然売れていないそのケーキを僕に一つ下さい
予定が無いからさ
働いて遣り過ごすんだよな
同じさ
僕等はね 売れ残りのケーキさ
訳有りの品
売れ残り同士でさ
詰め合わせにしたら良いのにな
どうやらさ
僕なんて洋菓子ですら無いんだろう
精々麩菓子だろう
年々寂しい心の不景気に君を一つ下さい
どうせ彼氏が居るんだろな
居るけどバイトしてんだろな
真面目だがあざといね
そんな所が又好きなんだよな
実は甘い物が好きじゃないから要らないのにな
今日だけは君に免じて一つ買って帰るんだよ
ケーキ売りの女の子
ジングルベル 鈴が五月蝿えメリークリスマス
僕は寝みい 糞して寝ます
お休み
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